我が子は日本語の100までは2歳半くらいで、英語では3歳くらいで数えるようになりました。
最初の頃は客観的にはただ覚えているだけのような感じで…
「39の次は?」「ひゃくー!」
「49の次は?」「ひゃくー!」
といった感じで可愛かったんですが(笑)
3歳になると本人もさすがに色々考えながら数えるようになり、日常生活の中の数字との結びつきもしっかりしてきた様子。
「そろそろ説明したらわかるようになったかな?」という気がしてきたので、繰り上がりについても教えることにしました。
これまで遊びながら取り組んできたことをまとめてみます。
Sponsored Link幼児に数を教えるときに生活や遊びの中で行ってきた工夫
「数」への興味や関心を持たせること、心がけて話題にすること
これまで数に関して取り組んできたことを少しご紹介します。
まずは、何のために、数字を教えるのか…に立ち戻ります。「生活に活かすため」だということを親が忘れないことが大事だと考えています。
ドリルのようなものだけ出来るようになるのではなく、きちんと理解し、応用できるようにするため、まずは、数を身近に感じ、慣れさせることからスタートしました。
3歳くらいまでの子どもはまだ「数の概念」が理解できていないことが多いのだそうです。音で覚えていたりします。
音としての認識にとどめることなく、生活の中にある数というものを会話に取り入れ考えさせることで、少しずつ数の概念を作っていくことができます。
- 指の数を数える
- おやつのフルーツやクッキーの数を一緒に数える
- 階段の数を数える
- キッチンのデジタル計を一緒に使う
- スケールを1つあげて、線を引く遊びをする
- 花瓶の花の数を数える
- コインランドリーやコピー機に入れるお金の枚数を数える
などなど、あらゆる場面に関する数を、話題にしましょう。
この取り組みは、1歳くらいのころから、ずっと継続しています。
2歳の頃にやっていたこと
1から20までを日本語・英語で数える練習
これは、1歳のころからの延長で、いつのまにかできるようになっていました。
このときに、1対1対応で数える練習もしていきます。
バラバラに置かれたものを上手に数えられるようになるのは楽しいようです。
比較する
- おやつのクッキーをママと子どものお皿に分けて、どっちが多いかな、少ないかな?
- スパゲッティーとカッペリーニを見比べて、どっちが太いかな、細いかな?
- ママと子どもで、どちらが背が高いかな、低いかな?
- うどんを食べながら、どっちが長いかな、短いかな?
- コップのお水は、どっちが多いかな、少ないかな?
遊びながらクイズにしてしまえばあっという間に覚えます!
日本語のものの数え方
英語では1はone、2はtwoととてもわかりやすいですが、日本語のものの数え方はとても多様です。
バイリンガルで育てているとそういった細かいところを丁寧に、というのが弱くなりがちなので留意していました。
まずは、普通の数え方で1〜10まで、そのあとはひとつ、ふたつ、みっつ…と「つ」をつけた数え方を覚えてもらいました。
1歳のころに幼児教室を見学した際、少し上の学年のクラスで「よっつ」を「しっつ」と言ったり、「いつつ」が思い出せなくて「ごつ」と言っていたりしている子がいたので、これは注意が必要だと気付いたのがきっかけ。
コンドミニアムのコインランドリーに行くたびにコインを私の代わりに入れてもらいながら、ひとつ、ふたつ、から始まり、ここのつ、とお、と教えていたら、いつのまにか間違えなくなりました。
そうそう、ひー、ふー、みー、よー、といった数え方もありますね。
日本語のものの数え方は本当に様々なものがあるので、繰り返しアナウンスする必要があります。
- お皿を出すたびに、いちまい、にまい、さんまい・・・
- 靴を並べるたびに、いっそく、にそく、さんぞく・・・
- 本を読むたびに、いっさつ、にさつ、さんさつ・・・
我が家のルールは「親が気づいたら、さらっと言う」というもので、決して無理強いはしません。そのうち覚えるだろう、くらいの感じでないと、子どもがプレッシャーに感じて逆効果だからです。
ゆるーい取り組みでしたが、親が心がけて言っているだけでもかなり効果があり、今ではほとんどのものを適切に数えてくれるようになりました。
英語のものの数え方
これはまだまだ大雑把な感じでしか使えていません。
例えば、a glass of water, a cup of milk, a piece of cakeと適切な表現は、聞けば理解していますが、自分が話す時には瞬時に出てこないこともあります。
単数・複数の語尾や発音の変化などは、耳で聞いて覚えている様子です。
3歳になって取り入れたこと
0から100までの表を使う
一緒に書いて遊んだり、その表をコピーしておいて色ぬりをしたり。0から始まるようにすることで、繰り上がりの概念を教えやすくなります。
線引き・はかりを一緒に使う
クッキングスケールは、繰り上がりを教えるのにとっても便利です!
お料理は、知育にも食育にも最高のお手伝いだと思っています。
一緒にパンケーキを作るときなどに、小麦粉を計りながら「69gの次はなんだろう?」といって手をとめ、少し考えさせてからまた小麦粉を入れ「あ、70だ!」といった感じで、クイズを出します。
計り終わったときに子どもがあれこれ考えている様子が見られたら、0から100までの表が近くにあると、説明しやすいでしょう。
あとは線引きを一つ与えます。センチとインチが両方目盛りになっているものがあればベストです。
0から1、2、3と増えていくということ可視化して教えると、理解しやすいんですね。
計量カップを使う
牛乳を飲むときに、コップにいっぱい入れて欲しくて「10ちょうだい!」「10はいっぱいの意味!」と言い始めたので、計量カップ(ml,cc,oz)を一つあげました。
これで、自分が何をどのくらい飲んでいるのかを知ることができて面白いのだそうです。
何でもおもちゃになる3歳児です(笑)
しばらくしたら、お米を研いで炊飯器に入れるお手伝いを上手にしてくれるようになりました。最近はパン作りのときの牛乳や水の量も、計ってくれます。
比較や順列の認識を深める
クイズの内容を少し難しくします。
- 3つのコップの中の牛乳、2番目に多いのはどれ?
- 前から3番目に置いてある積み木はどれ?
- 一番大きなケーキはどれ?
数の等分を教える ー 分数の基礎
ピザやりんごなどを切り分けながら、半分(2等分)、3等分、4等分、などと説明します。
数の対応を教える ー 足し算、掛け算の基礎
三輪車2台分のタイヤの数を数えて、3+3=6、3x2=6といった考え方があることを伝えます。
まだ自分から掛け算をすることはできないですが、足し算は結構意識しているようです。
簡単な足し算、引き算をする
- クッキーが2つと3つ、合わせていくつ?
- 階段を3段登って、そのあと2段登ったら、何段登ったことになる?
- 7個あったみかん、2個たべたら残りはいくつ?
- 5枚の折り紙、1枚折ったら残りは何枚?
偶数・奇数を教える
0から100の表を使って、偶数だけを数える、奇数だけを数える遊びをします。
2、4、6、8、10の偶数は半分こできる数と覚えているようです。
英語だとeven and odd、となります。
5ずつ、10ずつ数える
英語だとcount by 5s, count by 10sとなりますが、これも0から100の表で、5の倍数や10の倍数だけを色ぬりしたりしながら覚えます。
このときに、6は5+1、といった感じで、構成分解的な考え方も、紹介してあげましょう。
数の集合を教える
10になる組み合わせクイズ、というのをします。
1と9で10、2と8で10、3と7で10といった組み合わせを、10個の丸を書いて色を塗るなどして遊びながら教えます。
あとは「お友達にあめを10個ずつ、袋につめてプレゼントしよう!」と言って、2種類の飴を用意して、いくつずつ袋に入れれば良いか、といった風に実際にやらせてみると良いです。
- いちごのあめ3つとレモンのあめ7つで10個になったね!
- いちごのあめ6つとレモンのあめ4つで10個になったね!
とすると、楽しいです😊
手を動かすと、記憶に残りやすくなります🎶
まとめ
以上、我が家での3歳半までの取り組みをご紹介しました。
子どもは好奇心旺盛なので遊びやクイズにしてしまうと、いつのまにか覚えていたりします。
3歳の時点では、子どもが数字を嫌いになってしまわないことが大事だと思うので、あまり気合を入れすぎてプレッシャーにならないように、適度に思いついた時に話題にしたり、クイズにしたりを繰り返していくのが良いと思います。
それでも、何もしないのと、親が少し意識をして話題にしたり遊びに取り入れているのとでは、全く違いますので、ぜひお試しください。
その他、何か思いついた取り組みがあれば追記します!