3歳児へのピアノ導入、家でできる音感トレーニングやおすすめの教材など、教室に通う前にできること

子どもって、歌や音楽が大好きですよね!

歌ったり、リズムに合わせて踊ったり、恥ずかしがらずに自由に表現している姿を見ているとこちらも思わず笑顔になります😊

子どもにピアノやバイオリンを習わせるかどうかは別として、まずは音楽を好きになってもらいたいという気持ちから、いろいろなことに取り組んできました。

学校の授業でもいずれ音楽はありますので、最低限のことは教えてあげられたらと思っていましたが、思っていた以上に良い情操教育になったようです。

今日は3歳までに我が家でやってきたことをご紹介します。

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歌や音楽を大好きになってもらうきっかけづくり

生の演奏を聴きに出かける

幼児教室で毎週座ってレッスンをしていただいているせいか、うちの子は、2歳くらいから一人で静かに座っていることができるようになりました。

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2016.11.14

街の美術館やその他のイベントなどで行われる屋外の無料コンサートに頻繁に出かけ、クラシックやジャズの生演奏を聴く機会を作り、子ども向けのミュージカルなども含めると、月に2回くらいは必ず出かけています。

ディズニーランドなどのテーマパークでも、生演奏のブラスバンドを観たりすることができます。

住んでいる地域によってはこれは少し大変かもしれませんが、やはり、CDやDVDと生演奏とでは子どもの感じ方は全くと言って良いほど異なってきます。

感動できる心の豊かさを、幼い頃からもたせてあげられたらという希望を持っています。

いつでも音を出せる状態の楽器を身近に置いておく

楽器は子どもにとって最高のおもちゃです!

我が家には私の使用しているピアノがあり、いつでも触ることができるようになっています。

ただ、鍵盤が重たいため、実際にピアノで曲を弾くのは4歳くらいにならないとなかなか大変そうです。

それと、ピアノの蓋で手を挟むと危険なので、こういったおもちゃを1歳の頃に用意しました。おもちゃと言ってもカワイのミニピアノなんかはとてもおしゃれですし、なかなか素敵です✨

この手のおもちゃを選ぶときに抑えておきたいポイントは、ピアノの鍵盤と、実際の音のピッチが一致していることです。

正しい音程を音名と一緒に認識させていくと、自然に音感が身につきます。

上のピアノえほんは、37鍵で、両手で弾くことができ、45曲の童謡やクラッシックの名曲が入っています。

音符の名前や読み方を教えてからは、3歳児でも付属の楽譜を見て自分で曲を弾けるようになってきています!

親子でいっぱい歌う、遊ぶ

日本語を覚えてもらいたくて、赤ちゃんの頃から童謡をたくさん聴かせていたら、いつのまにかほとんどの曲を覚えてくれていました。

子ども向けのクラシックやジャズのCDも、最近は色々ありますね!

音符や休符でゲームをする

子どもにドレミを教えるのは親以外の先生の方が良いという意見もあると思いますが、我が家では、普通に親子で会話をしているうちに教える流れになりました。

童謡を聞きながら、手を叩くゲーム

これはただシンプルに、リズムに乗って手を叩くだけの簡単なゲームです😊

タン、タン、タン、と四分音符に合わせて手を叩きます。

いろんな曲で、歌いながら、歩きながら、♩=タンというふうに教えます。

一人でできそうになってきたら、紙に♩を書いて、それを見せたら歩きながら手を叩く、紙をふせたらただ歩くだけ、といったふうにして、家でリトミック遊びをしちゃいます。

次に、四分休符を教えます。四分休符をウンと呼び、そのときは、歩くのを止めます。

そして、八分音符は♫=タタ、♪=タ、というふうに教えると、少しバリエーションが増えます。

音楽を流し、四分音符、四分休符、八分音符を書いた紙を順番に見せて、歩いたり、手を叩いたりをするゲームは、親子ですると大盛り上がりです。

ドレミを当てるクイズで音感トレーニング

私がピアノの前に、子どもがミニピアノの前に座って、同じ音を当てるクイズを出します。

最初は簡単に、ドレミだけを。徐々に、ファ、ソ、と増やしていきます。

このクイズを繰り返ししていると、音を聞いただけでどこの鍵盤を弾くと同じ音が出るのか、わかるようになります。

それが十分できるようになったら、「ドレミファソラシド」と私がスケールを弾いたあと、どれか特定の音をもう一度弾いて、それがどの音かを当ててもらうクイズも追加しました。

それから、こういった感じの楽しそうなワークブックもあると、記憶が定着しやすくなります。

 

次はバスティンのピアノパーティーやセオリー、パフォーマンスのAなどの教材を考えていますが、そろそろ先生を探したほうが良さそうだとも思っています。

「音楽を勉強しました!」みたいな感じではなく、「音楽を愛してやまない、大好きで大好きで時が経つのも忘れて毎日好きなだけ弾いていたらいつのまにか高みにいた」というようなタイプの音楽家をアメリカに来てたくさん見てきました。

私が聴きたいと思うアーティストは、断然、後者のタイプの方です。

そんな風に音楽が好きになってくれたらいいなぁ〜と。

童謡をドレミで歌う

例えば、かえるの合唱を歌う時、「かえるのうたが〜」と歌うだけでなく、「ドレミファミレドー」「CDEFEDC」と歌ってみます。

これは最初は子どもは意味がわかっていなくて結構でたらめに歌っていたりするのですが、親がいつも同じように歌っていると、そのうちきちんと歌えるようになります。

そして、ドレミで歌えるようになってからもう一度鍵盤の前に座り、歌っている通りに鍵盤を抑えるということを教えてあげます。

すると、頭の中の歌と目の前の楽器の演奏がつながり、楽譜に音名がふってあるようなものは一人でどんどん読むようになります。

このあたりから、どんどん音楽が楽しくなるようです😊

この先はピアノという楽器をどのように鳴らしていくか、すべての基礎を作る時期になってくるので、先生にお願いしたいと考えています。

その他、おすすめの絵本など

うちの子が気に入っている音楽の絵本はこちらです。

このオーケストラの絵本は、モーツァルト、ベートーヴェン、チャイコフスキー、バッハ、ヴィヴァルディ、ストラヴィンスキーなどの名曲とともに、いろいろな楽器を紹介してくれています。

 

以下の2冊は、ピアノで物語を表現していくのですが、子どもと一緒に、これは⚪︎⚪︎が歩いている感じの曲だね、今、別の動物が出てきたね!などと、”表現すること”について、親子で楽しく話し合うのに最適です。

耳も、感性も、良くなりますね。

 

私がこれまで家で取り組んできたことは「まずは音楽を好きになってもらいたい」という気持ちでしていたことばかりですが、ピアノやバイオリンの導入としてはこれで良かったのではないかと感じています。

我が子は今3歳半ですが、かえるの歌を右手、左手それぞれ、1から5の指を使って弾くことができるようになりました。

楽譜は、ト音記号は自分で読めて、ヘ音記号は今クイズで覚えている途中です。音名の書いてある曲は手助けをしなくても鍵盤で弾くことができています。

今、本人はピアノとバイオリンの両方をやりたいと言っているので、そろそろ先生探しや体験レッスンを始めようと思っています。

教室に通い始めた時に「あ、これ知ってる!」ということが一つでもあると、子どもは自信を持って発言できたり、先生のお話も良く理解できます。

「できる、わかる」という気持ちがあれば、もっともっと楽しくなりますよね。

新しい習い事というのは、ただ、先生を探して通えば良いというものではなく、始める前の準備が必要なのだと考えてきましたが、このまま良いスタートを切ってくれることを願っています。

3歳を過ぎてから、だんだん親ができることが減っていっているような気がしています。

ちょっぴり寂しい今日この頃ですが「できることはすべてしてきた」という気持ちもあり、今後の成長もとても楽しみです。

1歳から3歳くらいのお子さんがいる方はぜひ、おうちで色々試して、楽しい時間を過ごしてくださいね♪

ABOUTこの記事をかいた人

アメリカで娘を出産し、バイリンガル育児をしている精神科医ママの日記です。メンタルヘルスの専門家としての視点や、研究論文などから得たヒントをもとに上手な声かけや楽しく学ぶ習慣作りをし、親子ともに楽しくストレスの少ない子育てを心がけています。英語の絵本やおすすめ教材、健康管理や家事の時短のコツなど、日々の試みから役に立ったことなどを発信中です。