明るく清潔感があってオシャレな部屋に住みたいのに、なんだか、ウチのリビングは子どもの存在感丸出しだなぁ〜って、たまに思うことがります。
子供用の棚に片付けをしてもいつのまにか絵本やらおもちゃやらがあちこちに・・・😅
でも、いいんです。
開き直っているわけではなくて、セラピスト目線で、この感じでいいのかな?と思うところもあり、スタイリッシュでシンプルでミニマムでという素敵なお部屋には敢えてしていません。(敢えて、を強調・笑)
本当はすごくそういうの好きだし、憧れているんですけどね。
でももう少し子どもが大きくなってからにしようと思っています。
今日は、その理由を含めて、幼児から小学生くらいまでの、子どもの情緒の安定と部屋作り、賢い子に育つ住環境について考えてみます。
心理学的な裏付けなどはないのですが、私の体験談がお役に立てば、と思います。
子どもが賢く育つには、安心して過ごすことができる部屋、自分の居場所を感じられる部屋が良い。
最近、「頭の良い子はリビングで勉強をする」「子ども部屋はいらない」といった文章をよく目にします。
- 賢い子は、子ども部屋ではなくリビングで勉強している
- 本棚をいろんな場所に作る
- リビングには『辞書』『地図』『図鑑』が置いてある
- 家族のコミュニケーションを活発に
- 子ども部屋で子供を孤立させないことが大切、子ども部屋は寝るための場所
私も実は、人目のあるところで勉強する方が集中できます。
なのでこれらの意見には全くもって賛成!なのですが、せっかくなので、もう一歩踏み込んで、セラピストらしく、子どもの情緒についても考えてみようと思います。
お部屋作りについてもっと知りたい方はこういった本を読んでみてくださいね!↓
賢い、頭がいい、だけでは不十分。情緒が安定し、心の基盤のしっかりとした子は、大人になってから挫折しても負けない!
以前、こちらの記事で、親に愛されているという自覚と自信、自国の文化と言葉、アイデンティティーをしっかり身につけることが折れない心の基盤になると書きました。
その、親に愛されているという自覚と自信、自分のアイデンティティーを形成するための大きな役割を担う場所が家庭なのですよね。
ではどんなリビングルームだったら、毎日、お子さんは親に愛されていることを実感することができるでしょうか?
どんなキッチン・ダイニングルームだったら、親子のコミュニケーションが活性化するでしょうか?
おすすめ その1. 子どもゾーン= “自分のスペース” を作る
お子さんのための本棚や、おもちゃを片付ける棚をリビングの一角に用意します。
棚には絵本やおもちゃをしまい、すぐ使える場所に勉強道具や辞書、図鑑、地球儀なども置いておきます。
おすすめ その2. 子どもゾーンに本人の作品をめいっぱい飾る
お子さんが幼稚園や保育園で描いた絵や作った作品、たくさんありますよね!それを、子どもゾーンに飾るのです😊
ひらがなやカタカナ、フォニックスの表なども、一緒に壁に貼りましょう。
自分が作った作品と一緒に、ちょくちょく見ては、あっという間に覚えてしまいますよ🎶
「ここがあなたの場所よ〜〜〜!」と誰がどう見てもわかるくらいにするのがコツ!ちょっとやりすぎかな?というくらいで丁度良い。
この日本地図パズルなども、さらっとリビングに置いておくのにぴったりですね!
自分の作ったものをおうちの壁にたくさん飾ってもらえるのは、親が思う以上に子どもは嬉しいみたいです。
「自分を認めてもらえている」「自分の作ったものを大切にしてもらえる」という風に、言語外の部分で受け捉え、自己肯定感が育ちます。
リビングに貼ってあるということは、イコール、毎日、「自分を認めてもらえている」「自分の作ったものを大切にしてもらえる」ことを目で確認することができる、ということなのです!
毎日の積み重ねは、とても大きいです。ぜひ、実践してみてください🍀
ある知人の方の例
この写真はあくまでもイメージですが、以前、こんな感じのめちゃめちゃオシャレなおうちに住んでいる知り合いの方がいました。
相談を受け、ご家庭での状況を教えていただくために写真で見せていただいたのですが、ご自宅の部屋はとても美しくて余計なものは置いてありません。
お母さんは綺麗好きで、お子さんの持ち物や作品も、すべてきれいにしまってあるそうです。
とても良い感じのご夫婦で、何不自由ない暮らしをしていますが、お子さんがなんだか落ち着きがないということで悩んでおられました。
息子さんは次から次へとお母さんが困るようないろんなイタズラをしかけるそうです。それを伺って、私は気付きました。
「寂しいんだな、きっと・・・」
お母さんにかまってほしい、家の中に自分の居場所がほしい、だから真っ白で美しい壁に落書きをしちゃったり、ソファーにジュースをこぼしちゃったりするんですね。
イタズラも徐々に派手になっていったので、ADHDを心配されていたようですが、どう見てもそういった障害のせいではありませんでした。
お母さんも、お子さんも、どちらも悪くないし、お互いに大好きなのに、ちょっとしたボタンの掛け違えのようなことが起きていました。
他人から見るとそれがすごく明らかに見て取れるのですが、当事者だとなかなかわからないものなんですね。
親は、子どものことを愛しているし、それを伝えているつもりです。でも、子どもがそれを自覚できるようになるには、相当、しつこいくらいに伝えなくてはならないと言われています。
あなたの気持ち、お子さんには伝わっているでしょうか?
言葉以外にも、伝える方法はたくさんあります😊
ウチのリビングは、子どもゾーンの片付けを本人に任せているので一見ごちゃっとしているように見えます。
片付けてくれたら褒めて、そのままにしているので、どうしても並べ方や整頓の度合いが💦
が、おかげで、本人の自己肯定感はバッチリ育っています(笑)
以上、子どもの情緒が安定し、賢い子に育つ部屋とは?住環境を考えるためのヒントをお届けしました。