みなさんは絵本の読み聞かせ、していますか?
我が家では、毎日のとっても大切な日課になっています。
最初は先輩ママさんに「読み聞かせやっとくといいわよ〜!」と勧められたのがきっかけだったんですが、今ではこの読み聞かせなしに我が家の育児は語れないほどになりました。
膝にちょこんとベイビーを乗せて、ベッドでごろんと横になって、親子で絵本を読む時間は、不思議とこちらまで心穏やかになれちゃいます🍀
本当にあのアドバイスに感謝しています。
バイリンガルを目指せる状況になったのも絵本のおかげと言っていいと思ってます。
読書量は言語能力の伸びに間違いなく関係がありますから、バイリンガルにしたいという親御さんはまずはお子さんを本好きにしてあげてくださいね😊
読み聞かせの素晴らしい効果は、言語能力の面だけでは語れません。
今日は、読み聞かせと自己肯定感について考えてみました。
赤ちゃんの頃から読み聞かせをしてきてよかったこと
- 子どもとの絆やコミュニケーションの深まりを感じられる、子どもに安心感を与えられる
- 絵本を読む大人の表情や声を吸収して、子どもの表現力が豊かになった
- 物語を通じ、その先をイメージする想像力がついた
- 世の中や、モノゴトの面白さを知ってもらい、好奇心を育てられる
- 登場人物を思いやる心が育った
- 集中力がついた
- ボキャブラリーが増え、本人が自分の気持ちをどんどん伝えてくれるようになった
- 本が大好きになった → バイリンガル育児の大きな支え
- 絵本から学ぶことも多く、親にとっても発見があり、楽しい
挙げてみるとこんな感じかなぁと思います。
イヤイヤ期はどうしたら良いの? 原因と、対策。
イヤイヤ期の大変さに参ってしまうお母さんたちもたくさんいらっしゃると思います。
私の目から見て、うちの子のイヤイヤの原因の一つには、「想いを自分で伝えられないもどかしさ」があったようでした。
そこでもこの読み聞かせが役に立ちました。
毎日の繰り返しで身につく語彙力の影響はとても大きいです。
ボキャブラリーが増すと、話の内容をより速く想像することができるようになり、自分の頭の中でイメージを展開させていけるようなのです。
2歳くらいになると、相手のお話を聞くことの大切さや、知ることの楽しさ=知的好奇心がどんどん育ち、1時間くらい座っていることができるようになりますよ!
(眠い時やご機嫌ナナメの時は難しいですけどね😅)
話を聞く、ということは大人になっても非常に大切なスキルですよね。
Sponsored Link自己肯定感の育て方。親が毎日意識的にできること。
“自己肯定感” を育てることが大切だというのは、最近いろんなところで言われています。
でもどうやったらいいの?
それは将来、どう役に立つの?
そう思っている方もいらっしゃるのではないかと。。
私が考える自己肯定感の基盤にあるものとは、ゆるぎない親の愛情を子どもが自覚しているということ。
「良い時もそうでない時も、自分はここにいて良いんだ」「生きる価値のある存在なのだ」という心のベース。
それを育むために、読み聞かせは本当にいろんなきっかけをくれました。もちろん毎日のその他のアクティビティーでも、伸ばしていくことは可能です。
読み聞かせの良いところは、同時にスキンシップもできるところ。
“いちばん大好きで安心できるお母さん、お父さんの声をすぐ隣で聞きながら、楽しいお話をいっぱい聴ける”
様々なストーリーを通じて、主人公のピンチを切り抜ける知恵や、その時の想いなどから、小さな成功体験や達成感を学びます。
そのとき親ができるのは、ただ本を読むことだけではありません。
本で出てきたことを、実際の生活に取り入れることの楽しさを教えることで、一石二鳥の効果があります。
我が家での取り組み例
参考になるかどうかわかりませんが、我が家でどんな風に絵本を使ったのか、ご紹介します。
うちの子はプリスクールで早生まれにあたり、いちばんチビッコでした。
学校に馴染めず、朝泣いてばかりいた時期に、私が彼女に渡したのは”しょうぼうじどうしゃ じぷた”の絵本。
最初は大きくてかっこいい他の消防車や救急車たちにバカにされていた小さなジープの消防車が、最後は山火事を消す大活躍をして、みんなの役に立つというストーリー。
それを読んでうちの子は”小さくても自分の得意なところで力を発揮すれば良い、自分にも良いところがあるはずだ”と思えるきっかけとなったようです。
それから”しろくまちゃんのほっとけーき”を読んだあとで、台所に行き、「これが冷蔵庫、これがフライパン、これがボールよ」と教えたり「これがたまごだよ、一緒に割ってみよう」と実際に本物のキッチン用品や食材を使ってみます。(このとき同時に、絶対に一人で触ってはいけない道具:包丁など、も説明します)
自分でおやつや食事を作るお手伝いをすると、苦手なものでも「食べてみようかな?」という気持ちにになるようです。そんな食育的な意味合いも。
このとき、たまごを落としてしまったり、手がベタベタになっても、そのままやらせます。
小さな失敗は見守り、それをどう解決するかを教えるチャンスと捉えます。決して怒ってはいけません。(本当に危ないこと以外は、グッと我慢我慢!)
「困ったね、、どうしたらいいかな?」と少し考えさせ、そのあと、いくつか解決策を出し、問題に対処。そして、解決したら思い切り褒めます。
困ったこと、大変なことが起きても、何か良い知恵が浮かぶはず、自分には対処できるはず、という自分を信じる力をつけさせます。
「よく考えたね、それは良いアイディアだね!」「手伝ってくれたおかげでこんなに美味しくできたよ」「嬉しいなぁ、ありがとう」と。そしてぎゅーっと抱きしめたり、ハイタッチをしたり、スキンシップもします。
とにかく、徹底的に、「私は親に愛されている、大切な存在だ」ということをあらゆる角度から伝えます。
これは、親が”伝えた”思っていても、意外と子どもには伝わっていないことが多いのだそうです。
親が伝えたと思っていても、子どもには伝わっていない、ということなんだそう。
その話を聞いてから、私は、毎日毎日言葉や態度で「あなたが生まれてくれてよかった、あなたがいてくれて幸せだ」ということを、本人が「私のお母さんはいつだってそう思ってくれている」とわかるように、伝え続けることにしました。
その他にも、森の植物や昆虫、動物が出てくるお話を読んだらできるだけ、近くの山にハイキングに行き本物を見るチャンスを作る。ポケット図鑑を与える。
月や星のお話を思い出しながら夜空を眺める、宇宙の話をする。プラネタリウムを見る。
まぁ、兼業だと、しょっちゅうは無理ですけどね💦 でも土日がありますから😊
親ができる範囲でチャレンジするだけでも、結構、子どもにとっては大きな影響があると思います。
自然と、理科や社会の好きな子になりそうですね!
それからもう一つ、大事なのは、親も楽しんでいることじゃないでしょうか。
親が面倒くさそうな顔をしていたら、子どももすぐに気づきます。
逆に親が楽しそうなら、子どもも思い切り楽しめます。
何か新しい発見があるたびに「あなたと本を読んだり、こうして新しいことを知るのはとっても楽しい!」と伝え続けます。
親の器、ってやつでしょうか。親は日々、試されてますね(笑)
そういうわけで、自己肯定感を育てるためには、絵本とそれにまつわる親子の楽しい気持ちや記憶、想い出をできるだけたくさん作るのが良いのかなと思っています。
そうこうしていうるちに子どもたちは、お母さんが見守っていてくれるから大丈夫、自分ならできる!と、自分からイニシアチブをとって外の世界を冒険するようになっていくでしょう。
これが自立への第一歩になってくれたらいいな〜、なんて思いながら、私もやっています。
長くなりましたが、そんなわけで私は、読み聞かせで大切なこととは、本を楽しみ読むことだけではなく、そこから広がる様々な枝葉の部分にもあると思っています。
親子で共有する時間の中で、親子の絆や本人の自己肯定感を育てることをいちばん大切な基礎としながらも、いろいろな能力を伸ばすことやその先にある「何かを学ぶこと=面白い」という感覚を養うことも、次の目標として考えつつ・・・。
自然と学ぶことが好きな子になってくれたら、いいですよね。
このような感じで小さな頃からちょっとだけ子どもの世界を親が”ストレッチ”する試みの積み重ねを継続していきたいと思っています。